学習メモ:[改訂新版]プロのためのLinuxシステム構築・運用技術 第5章 Linuxの内部構造
第5章 Linuxの内部構造
5.1 プロセス管理
Linuxプロセス実行時に問題が発生した場合、その実行状態を確認することが推奨されています。 そのプロセスシグナルとして以下のようなものがあります。
シグナル名 | シグナル番号 | デフォルトの処理内容 |
---|---|---|
HUP | 1 | プロセスのリスタート |
INT | 2 | プロセスの終了(通常終了) |
KILL | 9 | プロセスの終了(強制終了) |
QUIT | 3 | プロセスの終了(coreダウンぷ出力) |
TERM | 15 | プロセスの終了(通常終了) |
STOP | 19 | プロセスの一時停止 |
CONT | 18 | プロセスの一時停止からの復帰 |
CHILD | 17 | 子プロセスの終了通知 |
プロセス状態に応じてこれらのシグナルやコマンドを用いることにより、Linuxを制御する方法を解説してくれています。
5.2 メモリー管理
Linuxのメモリー管理は基本的にx86アーキテクチャをもとに設計されました。それをx64に拡張して現在の形になっています。このメモリー管理により物理メモリ―を適切に割り当てると同時にswap領域を生かすことで、実メモリー以上のメモリー容量を利用できる仕組みを解説してくれています。
5.3 ファイルシステム管理
Linuxのファイルシステム基礎知識として、以下にLinuxの特殊ファイルシステムがあります。
ファイルシステム名 | 説明 |
---|---|
procfs | カーネル、およびカーネルモジュール(デバイスドライバー)の情報を参照したり、設定変更を行うためのファイルシステム。/proc にマウントされる |
sysfs | システムに接続したデバイスの情報を参照したり、設定変更を行うためのファイルシステム。/sysにマウントされる |
devfs | 物理デバイスにアクセスするための「デバイスファイル」を配置するファイルシステム。/devにマウントされる |
また、通常のファイルシステムとしてもext4, XFSなどがあります。それぞれのサポート上限は50TB, 500TBです。ここでは、ファイルシステムの仕組みやその機能等を解説してくれています。